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「じゃあ、行ってくるよ」 「ああ・・・早く帰ってこいよ」 「今朝、早かったんだろ?先に寝てていいから」 「うん・・・気をつけて、快斗」 予告日にはいつも繰り返される会話。 いつも心配そうな顔をする新一。 その心配をキスで拭い去る俺。 でも、家を出るとき、新一は いつも一瞬だけだけど、 さびしそうな顔を、していた。 今日は白馬のヤローが来てて、 ちょっとてこずっちまった。 ま、失敗するようなヘマはしないけどさ。 玄関から入るのがまどろっこしくて、 窓から新一の待つ寝室へ急ぐ。 かすかに寝息が聞こえる。 目尻に残る、涙の跡。 左手には読みかけの本。 これ読んで待っててくれたのか・・・。 「いつもさびしい想いさせてごめん・・・」 そっと頭に手を置くと、 この上なく優しい微笑みが返ってきた。 シルクハットとモノクルを外して、 愛しい人の唇を掠めとって、 耳元で、囁く。 「ただいま・・・新一」 FIN |
リハビリ(旅行リハビリ)代わりのミニミニモノローグつけてしまいました。
でも新ちゃんいろっぽすぎて上手くいかない〜。
お目汚ししてごめんなさい〜。イラスト見て目の保養し直してください。