新一>・・?服部?
みすまる>あ。平ちゃん、あの子大丈夫だった?(おばさん再登場)
みすまる>強引に平次の腕をとる
平次>(すっと、瞳を伏せて、冷ややかに見つめる)・・・・悪いんやけど、後にしてくれんか?(すっと腕を外す)
新一>おい、いいのかよ。お客様だろ?
みすまる>ちょっと、ちょっと。あのこどうしたん?(おばさん、頑張る)
まりん>・・・ねぇ、みさ?何か今日の平次様子おかしくない?(片隅で女子二人の会話ね?)
平次>・・・あの子やったら、大丈夫や。貧血やて先生が言うてたからな。・・・ちょぉ外出よか?(言いながら、教室の外を指差す)
みさ>うん…絶対、おかしい!
みすまる>あら、なに?(おばさん、平気)
新一>お前が平気ならかまわねーけど・・・?(おばさんを気にしながら小声で)
まりん>そうよね?やっぱり・・何かあったのかな?
平次>後で、サービスするさかい、今は許したってや・・・?(ニッコリと営業用スマイルをする)
みすまる>あら、平ちゃん。(おばさん、めろめろ)
みさ>二人で外行くみたいよ…。
まりん>・・・追っかけてみる?
みさ>・・・もちろん!
平次>裏庭移動・・・・。
まりん>・・・行くよ?見つからないようにね・・・(こそこそと追いかける)
みさ>了解!音立てないようにネ…
新一>・・・おい、服部・・・?
まりん>でも、平次と新一に見つからないようにって・・・可能なのかな?
みさ>まぁ今日の二人は頭に血が上ってるということで…(笑)
まりん>うんうん。では、盗み聞きの二人ね♪
平次>・・・・。(新一の手を持ち上げる)今日は・・・してくれてへんのやな・・・?(小さく笑う)
新一>(ポケットをまさぐる)持ってるよ、ほら。
みさ>何話してるんだろ、あの二人…
まりん>さすがに会話は聞こえないわね?ん?もう少し近づかないとなぁ・・・
平次>・・・おおきに。・・・さっきから、うちの連中が工藤にうるさくして、ホンマに、すまん。・・・もう少しで交代やから、先にどっか行っとるか?
みさ>でも怪しくない?あの雰囲気…
新一>・・・いや・・そんなに時間かかんないんだろ?
まりん>うん・・・何か手とってるしね?
平次>――・・・ええから、先行っとき?(ちょっと強引)
みさ>ただの友達…って感じじゃないよね?
みすまる>平ちゃんったら、こんなとこでなにしとるんやろ
新一>・・・何処いればいい?
みすまる>あれ、さっきのきれいな男の子やないの
平次>――俺らのトコやなければ、どこでもええわ。
みさ>わ!びっくりした…
まりん>追いかけてきたんですか!?
新一>じゃあ、ここいるよ。あんま動くとわかんなくなりそうだし(苦笑)
みすまる>こんなことで、めげますかいな。さっきから平ちゃんの様子おかしいし
みさ>もう…好きですねぇ、ほんとに(笑)。じゃご一緒に…
平次>――工藤がいると気がちるんや・・・悪いねんけど、他行ってくれんか・・・?
新一>・・・わかったよ・・・(と門へ歩き出そうとする)
平次>待ちぃ!帰れ、言うたんと違うんやで?な?おこらんといてや?
平次>(後ろから、抱きしめる)工藤・・・・。
新一>・・・。(まだちょっと怒ってる?)
まりん>・・・抱き締めてるよ!?ちょっと??
みさ>いやだ?!なになに!?あの二人?!
平次>・・・すまん。俺の勝手なシットや・・・。
みすまる>ありゃりゃ、うちのへいちゃんが?(おばさん、泣く)
新一>(ふっと笑って)・・・俺も、だよ・・・。
まりん>怪しすぎる!?・・・よね??
みさ>いやぁ?…絶対!あやしいどころじゃないよ???!
平次>(後ろから抱きしめながら・・・。)工藤・・・・なぁ、もしかして、今香水つけてるか?
新一>あ・・・。やっぱわかるか?あんまきつくなんないようにしたんだけど、難しいよな。
平次>(抱きしめたまま、クスリと笑う)別に・・・きつないで?
新一>そ・・・か?ならいいんだけどさ。ほら、これはお前の香りだから・・・ついつけすぎてるような気がしてさ・・・。
平次>・・・・俺も、におうんか?(少し身体を離して、自分の服の匂いをかく)
新一>(思わず笑みがこぼれて)いや、大丈夫だって。飲食店スタッフに香水はまずいだろ?
平次>そ、やな?けど、なんや工藤がつけると、違う香水みたいやな?(言いながら、首筋に鼻を摺り寄せる)
新一>んなことないって・・・(至近距離に平次の顔があるのでどきどきどきどき・・・)
平次>ん・・・ええ、匂いやな?(嬉しそうに、首筋で囁く)
新一>!・・・お前の香りなんだから・・・当然だろ・・・
平次>・・・・違うで・・・?お前の香りや・・・(嬉しそう・・・。)
新一>(平次の正面に向き直って)あのさ・・・。その格好・・すげー、似合ってる・・・。
みすまる>あ、ちょ、ちょっと。(おばさん、身を乗り出す)
平次>これ、か?・・・おおきに。工藤にそういってもらえただけで、なんやさっきのことがどうでもようなったわ・・・。(微笑する)
新一>(ばーっと赤くなって)お、おまえっ、笑うな!
平次>(?)なんや、俺そないに変なこというたか??
新一>ちがっ、そうじゃないんだけど・・・。(聞き取れないくらいの声で)・・・あんまり、かっこ、よくて・・・。
平次>は、ぁ?(不思議そうに新一を覗きこむ)なんやようわからへんのやけど・・・??
新一>覗くな!これ以上俺をどきどきさせてどうすんだよお前!(ぱにくってます)
みすまる>あらあら(おばさん、かじりつき)
平次>――…。(後ろを振り返る)そこにおるやつら、向こういってんか!!(クラスメイトとおばさんに叫ぶ)
新一>――――・・・?えっ?(気が付いてなかったらしい)
まりん>うわっ!バレテタで?。しゃあないなぁ・・・
まりん>おばさん、平次怒らしたら怖いで?向こう行こ?
みすまる>うちの平ちゃんなのに?。(おばさん、泣きながらついていく)
まりん>仕方なく退散・・・カメ二人。
平次>・・・工藤は、あいつらの中に好みのタイプおったか?(クラスメイトのことです)
新一>・・・は?別にいないけど・・・?(ごめん、おふたりさん!)
平次>そ、か?(首をかしげる)なんや、もしかして、お前めっちゃ好み五月蝿いんか?
新一>うるさくはないとおもうけどな・・・。(ちょっと考え込む)
平次>そうなんか?・・・せやけど、工藤の口から女の子ぉの話しとか、俺聞いたこと全くないで?
新一>・・・(むかっ)聞きたいのかよお前。
平次>あ、いや、そういうわけやないねんけどな?(慌てて話しを止める)
新一>(ちょっとため息をついて)お前は・・・選り取りみどりだもんな・・・。さっき言われたよ。人気抜群だって。
平次>・・何言うてんのや?選り取りみどりはお前の方やろ?
新一>どこがだよ。誰も寄ってこないぜ?(←たぶん気づいてないだけ)
平次>(はぁ、と溜息をつく。)俺は、皆にからかわれてるだけやで?けどな、工藤は違うんや。
新一>別に違わねえって・・・。
平次>違うんや・・・。工藤は、ほんまに綺麗なんやで・・・?(頬に手を添えて、見つめる)
新一>服部・・・(見つめられてどきどきどきどきで言葉が出てこない・・・ごめん・・・)
平次>(ゆっくりと顔を近づける)・・・工藤の目ぇ、少し蒼く見えるな・・・?(覗きこむ)
新一>そんな・・・こと・・ねーって(おもわず顔を逸らしかける)
平次>な?そっち向かんといて・・・?(自分の方へ顔を向けさせる)
新一>だ、って・・・お前、すげーかっこよくて・・・正視できねー・・・(真っ赤)
平次>・・・・!?(驚いたあと、嬉しそうに笑って、新一を抱きしめる)工藤・・・・。
新一>服部・・・(安心したように)やっぱ、お前の香りだな・・・(呟き)
平次>工藤・・・・。(ぎゅっと抱きしめる)
新一>(抱き締められたまま)ありがとう・・・。俺さ、今日ここきて、お前がどんだけ人気あんのかすげー身にしみて・・・ちょっと不安になってたんだよ・・・。
平次>何言うてんのや?いっつも不安なんは俺の方やで・・・?
新一>え・・・?(思わず顔をあげる)
平次>・・・工藤が思うてるほど、俺はもてへんよ?
新一>・・・気づいてねーだけじゃ、ないのか?
平次>・・・俺は工藤ほど鈍くないねんからな。自分に好意もってくれとる相手は・・・だいたいわかるねん。
新一>・・・(鈍いのは一応自覚しているらしいので黙ってしまう)
平次>・・・堪忍。そんな顔せんといて?今のは俺が悪かった・・・。
新一>いや、俺こそ、ごめん・・・。(ふっと息をついて)せっかく二人、なのにな?
平次>・・・そうやな・・・。(見つめる)
新一>こんな格好のお前、そうそう見られるもんじゃないし・・・(そっと抱きつく)抱きつけるもんでもねーし・・・さ・・・
平次>(きゅっと抱きしめて耳元で、)・・・こんなんで良かったら、いつでも見せたるで?・・・
平次>せやけど・・・そうやな。今度正装するのは、工藤との結婚式、やな?(クスリと笑う)
新一>ば、ばーろっ・・・なに言ってんだよ・・・(真っ赤・・・)
平次>な?ちょぉあのリング出してくれるか?(少し身体を離す)
新一>ああ・・・(リングを手のひらに乗せて平次に見せる)
平次>(そっと、リングを持って)・・・服部平次は、生涯、工藤新一を愛することを、誓います・・・。(言いながら、新一の手にリングをはめて、そこに唇を寄せる)
新一>平次・・・(ちょっと固まっています)
平次>・・・はめて、くれへんか?(言いながら、一度リングをはずして、新一に渡す)
新一>ああ・・・(平次の手を持って)俺・・・工藤新一も、服部平次を、生涯、変わらずに愛しつづけることを、誓います・・・(リングをはめてそこにキスをする)
平次>(ふわりと笑って)・・・おおきに。(もう一度、手を持ち上げて、キス)
新一>・・・なんかすっげー恥ずかしいんだけど?
平次>・・・ええよ。恥ずかしくても・・・せやったら、目、瞑っとき?(言いながら、顔を近づける)
新一>平次・・・(素直に目を瞑る)
平次>(両手で頬を包む)新一・・・・(ゆっくり、キス・・・・。)
新一>ん・・・(これは誓いのキス?)
平次>・・・工藤・・・(もう一度・・・キス)
新一>(答えるように、平次に唇を預ける)
平次>なぁ。俺らホンマにこのままずっとおったんかいな?
新一>・・・俺に聞くなよ・・・・んなもん!
平次>せやな?ほしたら・・・(ぐいっと顔を自分に向かせる)・・・ま、たらこには、なってへんな?(笑)
新一>(笑)お前もな!!(赤)
平次>(じっと見つめたあと)なぁ、俺、結局あん時皆にイジメられただけ・・・・だよ・・・なぁ・・・?
新一>そっかぁ・・・?俺もかなりいじめられてたけど・・・・。
平次>よう言うわ!!自分は全然いじめられてへんやんか!?
新一>(ぼそっと)・・・お前と一緒にいらんなかった・・・。
平次>・・・・その割には、ごっつう楽しそうやなかったか、自分!?
新一>どのへんが?
平次>(ふっと息を吐いて)自覚ないんか。ま、ええか(嬉しそう)
新一>??服部?何笑ってんだよ??
平次>ん?なんでもあらへん(ごっつう嬉しそう)ただ、な?
新一>ただ?
平次>ただ――・・・・(がばっと抱きしめて)めっちゃやいとる工藤、かわいかってんで!?
新一>!な、な、何がっ!やいてなんかいねえっ!(真っ赤)
平次>ふ、ん?やいてないんや?(体を開放して)
新一>・・・別にっ・・・(ぷいっと横を向いてしまう)
平次>(くすりと笑って)なぁ?今度は工藤んとこの文化祭に招待してくれへんか?
新一>・・・いや別にいいけど。別に楽しいもんじゃねーぜ?
平次>そっか?ま、俺的には、内容はどうでもええねん♪
新一>じゃ、何で来んだよっ!?
平次>お前かて、あん時言うてたよな?(笑)
新一>・・・。わかったよ、好きにしろ。
平次>ああ。好きにするで?せやけど・・・・勿論、俺のホスト役、やってくれるんやろ?
新一>ほかのやつに任せるくらいなら、俺がやるから安心しろ。
平次>予約したからな?キャンセルなしやで・・・?
新一>はいはい(笑)
平次>ほしたら、とりあえず・・・今日は・・・・な?
新一>文化祭の日にちは、また連絡すっから・・・。
平次>ああ。ほしたら、待っとるでな?